オールブラックス、NPCにウィンガー2選手放出|南アフリカ戦メンバー発表前に選考結果判明

ニュージーランド代表オールブラックスがレスター・ファインガアヌクとセヴ・リースの2名のウィンガーをNPCチームに復帰させた。両選手の南アフリカ戦メンバー落選が確定。ケイレブ・クラークら4選手がバックスリー候補として残る。最新のラグビー代表選考情報。

Sep 10, 2025 - 19:42
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オールブラックス、NPCにウィンガー2選手放出|南アフリカ戦メンバー発表前に選考結果判明
ニュージーランド、ハミルトン - 2025年7月19日:ニュージーランドのハミルトンにあるFMGスタジアム・ワイカトで行われたニュージーランド・オールブラックスとフランスのテストマッチで、ニュージーランドのセヴ・リースが観戦している。(写真:ハンナ・ピーターズ/ゲッティイメージズ)

オールブラックス、NPCにウィンガー2選手を放出 - 南アフリカ戦メンバー選考から外れる

ニュージーランド代表オールブラックスは、今週末のNPC(ナショナル・プロビンシャル・チャンピオンシップ)に向けて、レスター・ファインガアヌクとセヴ・リースの2名のウィンガーを所属チームに戻したことが明らかになった。この決定により、両選手は土曜日にウェリントンで行われる南アフリカ代表スプリングボクス戦のメンバーから外れたことが確定した。

代表落選が確定した2選手の現状

セヴ・リースは2025年シーズン開始時点でオールブラックスの右ウィンガーとして起用されていたが、アルゼンチン遠征後にメンバーから外され、エモニ・ナラワがそのポジションを引き継いでいた。28歳のリースは今週末、サウスランド・スタッグスでデビューを飾り、カウンティーズ・マヌカウ戦で右ウィングとして出場予定だ。

一方、レスター・ファインガアヌクは2023年ラグビーワールドカップ以来、オールブラックスのジャージを着ていない。フランスでの2シーズンのプレーにより代表選考資格を失っていたが、タスマン所属のティモシ・タヴァタヴァナワイの負傷により、負傷者補充として代表キャンプに参加していた。ファインガアヌクはタスマンのランフリーシールド挑戦戦でカンタベリーと対戦する際、23番のジャージを着用する予定である。

南アフリカ戦に向けたバックスリー選考の行方

オールブラックスのコーチ陣は火曜日に内部でチームを決定しており、NPCチームの発表により選考結果が明らかになった。ケイレブ・クラークはオークランドのチームリストに名前がなく、過去2週間NPCチームで過ごした後、今週代表チームに復帰したことが確認されている。

現在、明日発表予定のチームに選出される可能性があるアウトサイドバックの選手は以下の4名となっている:

  • ケイレブ・クラーク
  • リエコ・イオアネ
  • ウィル・ジョーダン
  • ルーベン・ラブ

リロイ・カーターは負傷者カバーとしてチームに残留している。

今シーズンの起用パターンと今後の展望

2025年シーズン、イオアネは左ウィング(11番)のポジションを確保しているが、7月のフランス戦第2テストでは右ウィングでの先発も経験した。その際、クラークが左ウィングで先発予定だったが、足首の負傷により出場できず、イオアネが左ウィングに移動し、ナラワが右ウィングに入った。

今シーズン実証済みのコンビネーションとして、イオアネ(11番)、ウィル・ジョーダン(14番)、ダミアン・マッケンジー(15番)の組み合わせがある。選考陣が過去の選択を再検討するか、新たな組み合わせを選ぶかは、木曜日朝の発表で明らかになる予定だ。

なお、先週オールブラックスキャンプに参加したロックのサム・ダリーも今週末カンタベリーでプレーすることが発表されている。