アーロン・ジャッジが通算359号!ヤンキース歴代5位でヨギ・ベラ超え | MLB最新ニュース2025
2025年9月10日、NYヤンキースのアーロン・ジャッジが通算359本塁打を達成し、球団レジェンドのヨギ・ベラ(358本)を抜いて歴代単独5位に浮上。1957年以来初めてヤンキース本塁打記録トップ5が更新される歴史的快挙を詳しく解説。

アーロン・ジャッジがヤンキース史上5位の通算359本塁打を記録し、伝説のヨギ・ベラを超える歴史的快挙を達成しました。
ヤンキースタジアムで歴史的瞬間が誕生
2025年9月9日(日本時間10日)、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33歳)が本拠地ヤンキースタジアムでデトロイト・タイガース戦の初回に今季44号となる本塁打を放ち、球団歴代単独5位の通算359号を記録しました。この一発により、名捕手ヨギ・ベラ(358本)を抜き、1957年以来初めてヤンキースの本塁打記録トップ5に変動が生じました。
ジャッジは初回、タイガースの先発ケイシー・マイズから投じられたフルカウントからのスプリッターを右中間スタンドへ運び、ヤンキースに先制点をもたらしました。打球速度は時速110.6マイル(約178キロ)、飛距離は412フィート(約125メートル)を記録しています。
ヤンキース歴代本塁打記録の現在
現在のヤンキース歴代本塁打ランキング:
- ベーブ・ルース - 659本(1920-1934年)
- ミッキー・マントル - 536本(1951-1968年)
- ルー・ゲーリッグ - 493本(1923-1939年)
- ジョー・ディマジオ - 361本(1936-1942年、1946-1951年)
- アーロン・ジャッジ - 359本(2016年-現在)
ジャッジは8月31日のシカゴ・ホワイトソックス戦でベラに並ぶ358号を放っており、今回の一発で単独5位に浮上しました。ルース、マントル、ゲーリッグ、ディマジオ、ベラの5人は1966年7月29日以来同じ順位を保持していましたが、ジャッジがついにこの歴史的な記録を更新したのです。
ジャッジのコメントと今後の展望
試合後、ジャッジは「ヨギを超えることは本当に特別なこと。彼はヤンキースの歴史において偉大な選手の一人で、この組織にとって何を意味したか、ピンストライプを着ることがどれだけ重要だったかを知っています。私も同じように感じています。このジャージを着ることを誇りに思います」と語りました。
現在のペースを維持すれば、ジャッジは今シーズン終了までにディマジオの361本を超える可能性が高く、4位浮上まであと3本に迫っています。33歳のジャッジは過去5シーズンで年平均48本のホームランを記録しており、このペースが続けば約3シーズンでゲーリッグ、3年半でマントルに到達する計算になります。
試合結果と今後の課題
歴史的な記録達成にもかかわらず、ヤンキースは7回に9失点を喫し、タイガースに2-12で大敗を喫しました。フェルナンド・クルーズとマーク・ライターJr.が7回に崩れ、今季最多となる9失点のビッグイニングを許す結果となりました。
ジャッジは2013年のドラフト1巡目でヤンキースに指名され、2016年8月13日のメジャーデビュー戦で初打席本塁打を記録して以来、着実に球団記録を更新し続けています。今後もヤンキースの歴史に新たな1ページを刻み続けることが期待されています。