2023年5月3日、デナの新外国人であるトレバー・バウアー投手(32歳)が、本拠地である横浜スタジアムで行われた広島戦に初登板初先発を果たしました。バウアー投手は7回1失点、毎回の9奪三振という力投を見せ、来日初勝利の権利を手にしました。この日にバウアー投手がデビューしたことで、横浜スタジアムでのプロ野球興行における1日の最多動員3万3202人を達成し、これまでの最多動員であった3万3144人を上回る記録を打ち立てました。
バウアー投手は超大物助っ人として期待され、本拠地の横浜では歓迎ムードが一色でした。球場最寄りのJR関内駅や東急東横線横浜駅などには「BAUER来浜」というポスターが掲出され、球場へ向かうファンたちは写真に収める姿が多く見られました。また、この日から横浜高島屋の壁面には巨大な懸垂幕が登場し、高さ約22メートル、幅約10メートルのポスターと同じデザインになっていました。チケットは完売し、午前11時30分の開門を前に、ゲートには長い行列ができました。
2023年3月14日、横浜DeNAベイスターズがバウアー投手と契約を結んだことを発表し、日本球界に激震が走りました。バウアー投手は2020年にサイ・ヤング賞を受賞した右腕であり、1月にロサンゼルス・ドジャースを退団し、所属先がなかった状態であったため、このニュースは大きな話題となりました。
デナにとって、1998年以来のリーグ優勝や日本一を目指す上で、バウアー投手の加入は大きな補強となりました。この記事では、バウアー投手が来日してからの活動や、ファームや一軍での登板などについてまとめました。
バウアー投手のNPBデビューは、GW初日の5月3日に行われた広島カープ戦でした。バウアー投手は初回を9球で三