スラ代表のG1を斬るっ!~2021天皇賞秋

ガチな天皇賞はつまらん!?

当初の想定メンバーではもっと豪華なメンバーになると思われていた天皇賞ですが、古馬からはコントレイルとグランアレグリアの2強が参戦する形になりました。この2頭が出るのに豪華ではないと言うと怒られそうですが、秋の天皇賞という舞台ならもっと有力馬が集まってもおかしくはなく、結果としてこの2頭に人気は集中してしまっています。

なんとか人気を分ける馬として3歳馬のエフフォーリアがいますが、さすがに3歳馬でこの2頭と勝負するのはツラいと思います。ですが、菊花賞での牝馬の好走も先週の話。ここは侮らずに相手候補として考えるという事は必要ですね。

グランアレグリアとコントレイルの2頭の人気は凄まじく、馬連で4倍以下と、もはやこの2頭で勝負は決まっているかのようですね…

長年馬券を考察している予想家であれば、ガチな勝負に水を差す穴馬を挙げられてこそ一流だと思います。

自分の予想スタイルには合いませんが、ここはひとつ、エフフォーリア、ヒシイグアス、ワールドプレミア、ポタジェを除いたメンツから2強をブッタ斬る一撃を狙える穴馬の考察をしていきたいと思います。くれぐれも馬券は自己責任ですからね…w

馬場に難あり!ディープインパクト産駒が壊滅?

先週の土日で行われた東京競馬場の芝のレース13鞍で、ディープインパクト産駒が3着以内に入ったのはわずか2頭。そもそも今の若い世代ではディープインパクト産駒の数はかなり少なく、少し乱暴な話に聞こえるかもしれません。そこでひとつ注目してほしいレースがあります。

10月24日に行われた3レースの2歳未勝利戦です。このレースは天皇賞秋と同じ芝の2000メートルでした。このレースに出走していたハービンジャー産駒が3頭いましたが、なんとこの3頭で1~3着を独占しています。そして、その他のレースでも目立つのは、ハーツクライ、ロードカナロア産駒など、どちらかというとパワーよりの種牡馬が多かったですね。

ハービンジャーはデインヒルーダンジグというアメリカ産の重厚な血統。ひと昔前の日本の競馬場では、スピード負けして活躍できなかった系統になります。そしてこの流れを断ち切ったのが高速の皐月賞で2着したペルシアンナイト。

ペルシアンナイトは母父にサンデーサイレンスをもち、日本の競馬場のスピードにも対応した配合になっていて、今回の天皇賞にも出走してきます。ここで安直にペルシアンナイトに繋げるのは浅はかですが、現状の東京競馬場の馬場には一番合っている可能性があるのは確かです。

前走の札幌記念では、海外競馬でも活躍するラヴズオンリーユーにクビ差まで迫る脚を見せており、まだまだ走れる姿をアピールしました。成績的には左回りは苦手な印象ですが、マイルチャンピオンシップに行かずにここに登録してきた辺りも、東京の2000メートルを試してみたい陣営の意思だと思います。正直グランアレグリアやコントレイルとの勝負は脚質的にも部が悪いですが、この秋にペルシアンナイトの復活に掛けてみるのも一興だと考えます。

進化する太陽神

スーリヤとはインド神話での太陽神の名前らしいです。そんな素晴らしい神の名前を持つトーセンスーリヤは、前走の新潟記念ではマイネルファンロンの強襲にあってしまい、辛くも2着。ですがここまでの経緯を見てみると、去年の新潟大賞典を勝った時は54キロ、今年の新潟大賞典4着時は56キロ、そして前走の新潟記念2着時は、ついにトップハンデの57.5キロで走っています。

ハンデが重くなっても競走成績が落ちないのは、馬が成長している証。特に2走前の函館記念が圧巻の走りでした。メンバー的にそこまで強い馬はいませんでしたが、先行したにも関わらずこの馬だけ1分58秒台で走り切っており、間違いなく頭ひとつ抜けた存在だった事に間違いないでしょう。

今回は舞台が東京の2000メートルになります。斤量は前走でトップハンデをこなしただけに問題はないと考えますが、成績的に左回りがベストではないはずで、特に東京では勝ちがありません。ですが、負けたレースが不得意な重馬場と、マイルという距離なために、本格化している今ならば2000メートルならばこなせる可能性があります。特に今年はそこまでの高速馬場ではなく、ある程度力も必要な馬場。そこに賭けてみる価値はあります。

大穴ならばコイツ。

古馬のG1のように、出走馬の実力がほとんど知れてしまっているメンバーだと、上記してきたように、穴の理由をつけるのに大変なんです。

が、それを打ち破るのはやっぱり2強との未対戦の馬たちになるでしょうか。そして、東京の2000メートルも未経験という危険な馬になります!

1200メートルから1800メートルという比較的短い距離を中心に走り、さらにブリンカー着用という気性難。そんな危ない匂いしかしないその馬はカイザーミノル。

成績だけを見ると、G2でもかなり健闘していて、そこまで他の2強外との実力差は無いとも取れるんですね、特にここ5戦は掲示板を外していません。そして魅力タップリな鞍上の横山典騎手が決め手でしょうか。典騎手はタマに私たちには理解出来ない騎乗をしますが、馬の事を第一に考える騎手。毎日王冠~天皇賞の流れも想定に入っているはずです。調教師にこの馬の事を色々と進言している事もあり、何とか勝負になる形に持ってくることも考えられます。

さすがに主軸として考えるのはどうかと思いますが、人気が無いだけに、複勝やワイドで遊び程度に少額買うのはアリだと思います。

各馬の調教のほどは?

長期休み明けで久しぶりにレースに臨む馬が多いので、調教のほどは大事になってきますが、さしあたって休み明けの馬を含めても、そこまで動きの悪い馬はいません。ヒシイグアスとワールドプレミアも多少太め感はありますが、巷で言われているほどに悪くはありません。ただ、特別動きのよい馬は確実に存在します。

競走成績との釣り合いもあり悩みますが、上昇度を重視して上位2頭は穴からになりました。そして、3強の中で一番良かった馬を含めた計3頭を挙げておきます。

モズベッロ 特★★★★★

前走の時よりも走りの全てが上向いていて、こんなに動いているモズベッロは初めて見る印象。栗東のウッドコースですが、重馬場でもないので、かなり状態を上げてきているものと見ます。ここは勝負の特評価。

ラストドラフト ★★★★★

前走は休み明けで、ほぼ回ってきただけというようなレースでした。今回の調教は美浦のウッドコースで、併せた馬を大外を回って豪快に差しきっています。本番のレースさながらの動きをしていて、ここに向けてかなりメイチに稽古されています。

コントレイル ★★★★★

栗東坂路で単走。大阪杯のダメージ云々言われていますが、いつもと変わらない力強い登坂。独特の弾むようなフォームは健在で、総合力の高さは一番であることに間違いはありません。全体的に見ても不安材料が少なく、軸はこの馬になりそうです。

天皇賞まとめ!

今回は穴候補を3頭挙げていきましたが、調教などを全て考慮した結論として、

◎ コントレイル

◯ グランアレグリア

▲ トーセンスーリヤ

以下

エフフォーリア ペルシアンナイト モズベッロ

この6頭でまとめたいと思います。基本のラインはコントレイルーグランアレグリアで仕方がないですが、モズベッロは特に人気がないので、ワイドや複勝で勝負しても良いかと考えます。