スラ代表のG1を斬るっ!~2021スプリンターズステークス

待ちに待った秋のG1シリーズです!

年齢を重ねると一年は速く感じるものですが暦は10月になり、今年も秋のG1シリーズがやってきました。今週は一発目のG1として、もはや定着したスプリンターズステークスが中山競馬場で開催されます。

そしてその10月3日の深夜には日本馬も挑戦する世界最高峰レース、凱旋門賞がフランスのロンシャン競馬場で開催されます。

凱旋門賞はなかなか日本馬が勝てないレースが続いていますが、今年のディープボンドとクロノジェネシスならば馬場が良馬場であれば良い勝負をしそうで、楽しみではあります。(クロノジェネシスは重のが良いと思いがちですが、日本の競馬場の重と、ロンシャンの重は雲泥の差があります)

さて、予想はスプリンターズステークスですが、今年はグランアレグリアもおらず、人気の筆頭候補と思われるダノンスマッシュもぶっつけで挑戦と、なにやらキナ臭い気がするのは自分だけでしょうか。

サマーシリーズからの馬が中心、中でも…

過去の結果をみると、やはりローテーションという観点でもサマーシリーズを使っていた馬が好成績ではあります。サマーシリーズ以外だと、近年はグランアレグリアや、レッドファルクスのような実力馬が安田記念からの直行で勝っている他は、短距離G1に実績のあるレッツゴードンキの2着があるだけです。

サマーシリーズの中でも特に本番の成績が良いパターンは、セントウルSからの臨戦です。そして北九州記念からの直行もまずまずの成績を残しています。

なので、まずは今年もこのラインから有力馬を考えていきましょう。

結局はローテーション?

去年のセントウルステークスは今年と同じく中京で開催されましたが、変わらず本番での好走馬を出しています。まだ1回の開催ですが、開催場が関係ないとすると、レース間隔が適している可能性が高いです。

小倉開催の北九州記念からの直行だと、中10週、セントウルステークスだと中4週です。スプリントという短距離決戦で考えた場合、あまり長い間隔だと、筋肉の作り方や心肺機能の調整が難しいのかもしれません。グランアレグリアやレッドファルクスといった間隔が開いても勝った馬は、それだけ身体能力が他馬よりも抜けていた証拠になりますね。

今年のセントウルステークスで結果を出したのがレシステンシアとピクシーナイト、そしてクリノガウディー。このうちクリノガウディーは左回りの方が良く、中京コースも得意としているため割り引くとして、問題はピクシーナイトの取捨選択になると思います。

レシステンシアに関しては中山経験こそありませんが、阪神コースでの成績が良く、似たような形態の中山コースで苦戦することはないと考えます。対してピクシーナイトは中山経験が無いことに加えて、阪神コースでも勝ちがないため、コース適性という意味ではあまり強く推せません。坂そのものを苦にすることはないと思いますが、阪神競馬場で行われたアーリントンカップが、メイチではないにしろあまりにも低調だったため、中山コースのラストで伸び悩む可能性を残しています。

反対に今回間隔が開いた馬と言えばダノンスマッシュ。実績から考えると、グランアレグリアやレッドファルクスに匹敵すると思います。今週の仕上がりは気になりますが好走パターンではあるので、押さえは必要だと思いますが、年齢的な衰えは気になる所です。

一発博打を打つ陣営に伸るか反るか

週始めの記事にも書きましたが、今回の有力候補の中のジャンダルムはブリンカーを外してきました。連続で出遅れたこともあり、浜中騎手からの進言でブリンカーを外す決断をしたようです。

矯正馬具については、しばらく更新していませんが、簡単に自分のnote記事で書いているので良かったら読んでください。 ↓コチラから

https://note.com/merazoooma/n/ncbc2d6bf27b7

そもそも気性的にレースに集中しない馬に対して装着するのがブリンカーであり、外したことによってラストの脚すら使えないほど制御が効かない可能性も含んでいます。年齢を重ねたことにより多少は気性の成長が見られるのかもしれませんが、ブリンカーを着けてからの成績が見違えるほど良いため、この選択はまさしく博打だと考えます。奏功して良い競馬ができればレシステンシアを差しきる脚を使うことも考えられるために、馬券を買う方も浜中騎手と心中するくらいの気持ちにならなければいけないでしょう。

買う側が一発博打を打つなら…!

最後に今回のメンバーで馬券的に一発狙いをするなら…という馬。正直なところ、上位の馬との実力差があって、馬券妙味という意味で推せる馬が少ないのが現状。

展開としは、先行馬が内外にバラけて間違いなくペースが速くなる枠の並び。加えて金曜日にはたっぷりと雨が降り、たとえ良発表でも日曜日のメインの頃には馬場はそこそこ荒れていると見ます。その条件で考えた場合、ラストで差し脚を伸ばす馬が浮上する可能性は高いです。

候補は2頭、シヴァージとエイティーンガール。ともに重馬場も走れるタイプで、ラストの切れ味を武器にしています。シヴァージは運悪く1枠1番を引いてしまったため、外の良い所を引いたエイティーンガールの方に可能性を求めた方が良いでしょうか。

ですが、そもそもの成績の安定感がないため、この馬を買うこと自体がかなりの博打になります。ましてやG1ともなれば無謀とも言えるかもしれません。

エイティーンガールは札幌のキーンランドカップからの参戦。今年の8月の札幌競馬は良でも馬場が重く、そこでの前残り競馬を差しこんで、タイム差なしの2着であれば評価はできます。今年の高松宮記念も位置取りが悪くなりすぎたこともあり、ダノンスマッシュとのタイム差が0.4ならば着順ほどには負けていないと思います。さすがに1着を取るほどの脚と実力はないと思いますが、2、3着を穴で狙うならこの辺りになるでしょうか。

気になる各馬の仕上がりは…?

今年は関東馬ゼロということで、全馬栗東の坂路、ウッドで追われています。坂路は速いタイムでの追い切りが多く、ウッドコースを使った馬は少なかったです。

レシステンシアとダノンスマッシュは相変わらず調教は走っています。ただ、1回使っているだけありレシステンシアの方が走りはスムーズです。

今回はこの2頭以外で良かった馬を2頭挙げておきます。

クリノガウディー ★★★★☆

栗東坂路で単走。岩田騎手を背に、坂路コースを力強く上がっています。相変わらず右に左にヨレヨレですが、この馬本来の走りが出来ていて、ラストの伸びが秀逸。相手は強いですが、岩田騎手の「この馬はこう乗るんや!」というような気迫がこもっており、何やら一発ありそうな雰囲気です。

エイティーンガール ★★★★☆

数少ないウッドコースで追いきったうちの1頭。最終は4ハロンと短めの調整ですが、馬なりのままでも身体の動きは抜群に良く、体調を保っています。調子の波の激しい馬ですが、今年のレースでは実力を出せそうです。台風の影響で気温が上昇するのも、この馬には良い方向に出そうです。

スラのまとめ!

台風の影響が多少なりとも残るはずで、鞍上にルメールを配したレシステンシアに死角はないと見ます。ぶっつけのダノンスマッシュは割り引き、ブリンカーを外したジャンダルムも個人的には割り引きます。代わりに岩田騎手の気迫とエイティーンガールのデキの良さに掛けてみたいですね。本文では全く触れませんでしたが、モズスーパーフレアも稍重の中山という条件での好走があり、最後の印を回します。

◎ レシステンシア

◯ クリノガウディー

▲ ダノンスマッシュ

以下

エイティーンガール ジャンダルム モズスーパーフレア

今秋一発目のG1、ビシッと当てて幸先の良いスタートを切りたいですね!