スラ代表の重賞を斬るっ!~2021キーンランドカップ

夏競馬もいよいよ終盤!

早いもので、8月もあと3日程で終わります。まだまだ残暑が厳しいため、夏という季節が終わるという感じはしませんが、これから競馬界は秋のG1に向けて動いていきます!

その1発目として10月第1週にスプリンターズステークスがありますが、まずはそこにつながる可能性の高いこのサマースプリントシリーズをよく見ておくことは重要です。

キーンランドカップは毎年そこまで強力なメンバー構成にはならず、本番のスプリンターズステークスへの関連性は少ないですが、過去にダノンスマッシュやタワーオブロンドンなどの連対馬を出したこともあり、特に関東の実力馬のデキや状態には注意したいところです。

先週までの札幌の芝コースを見ると、例年よりも速いタイムが出ておらず、ソダシが勝った札幌記念を考えても、かなりパワーが必要な条件になっているように思います。条件戦レベルのスプリント戦での連対馬も明らかにパワータイプに寄っているので、まずはそのあたりから考えていきます。

函館よりも条件は厳しい?

例年だと函館や札幌でも速いタイムが出やすい夏競馬ですが、今年は特に札幌競馬場の馬場状態が、荒れてなくても時計のかかる馬場になっています。

先月まで開催されていた函館との比較でも、2000メートルの函館記念では1.58.7の走破タイムに対し、先週の札幌記念では1.59.5と、毎年あまりタイムの出ないレースだとしても遅い決着でした。メンバーとしては札幌記念のほうがレベルは高いので、その辺りの差は顕著に感じます。

札幌記念で5着までに入った馬は、ヴァイスリージェントやロベルト、ダンジグといったパワー型の血統を所持しており、今週のキーンランドカップでも距離は違えどパワータイプのレースが得意な馬や、血統的なパワーの優劣を考えたほうが良さそうです。

馬柱からパワータイプを探してみる

まだ3歳馬ですが、レイハリアはダートを使っていたこともあり、芝重の競走成績も良く、パワータイプと言えそうです。血統的にはミスタープロスペクターとサンデー系なので、必ずしも今の札幌にはマッチしていませんがスプリント戦でのロードカナロア産駒の成績を見ても、押さえるべきでしょう。

そして同じ3歳のメイケイエールも力のいる馬場は得意としています。しかも血統的にも母方がダンジグ系と、今の札幌にマッチしています。

ですがこの馬には、それらをも覆す不安要素があるため、馬券を検討しつつも、絶対の信頼を置くのは難しいと思います。気性の悪さは成長と共に変化をしていくものですが、4月からの短期間ではほとんど変わることは無いです。スタートを出てしまえば先頭から走るだけですが、出遅れた場合は桜花賞のように他馬の邪魔になる可能性も含んでいます。武騎手ならばそのあたりの捌きも大丈夫だと思いますが、なるべくなら出遅れの場合に他馬の邪魔にならない外枠が欲しいところです。

先行か差しか!

過去の傾向を見ると、先行タイプが揃って連対している年や、追い込み馬だけで決まってる年など、両極端な結果になっていることが多いレースです。単に先行タイプに実力がない年もありますが、2017年と2019年に出走しているナックビーナスは実力馬ですが、粘りきれていません。

ダートを走れるくらいのパワーも持っていて、スピード能力に長けているナックビーナスは、札幌の芝はかなり相性が良かったはずです。競走成績を見るとその年その年の札幌競馬場の馬場によって、先行するスピードの加減が難しいことが分かります。基本的に馬場状態に関わらず、少しでも馬場に合わない速いスピードで前半を通過してしまうと、追い込みが決まるような形が多く見受けられます。

この事を今回に当てはめてみると、メイケイエールがスタートを決めたとしても、加減が効かずに先行してしまう可能性が高く、過剰なペースになってしまい、ラストまで粘れないという結果も見えてきます。それならば差し追い込みから連対馬を選んだ方が良いということも言えそうです。

逆にメイケイエールが出遅れたら、先頭集団の隊列は素直に決まりそうなので、ペースも落ち着くと思います。この場合はレイハリアやダイアトニックといった先行勢に分があるレースになりそうです。

そもそも、追い込みで強い馬がいるのか?

いくら両極端なレースになりやすいとしても、差しや追い込み脚質で勝ちきるには、しっかりとした決め手が必要で、一瞬のキレに関しては先行馬よりもワンランク上の脚力が必要です。今回は強いところに先行馬が多く、多少ペースが速くとも粘れそうなメンバーではありますが、追い込みで可能性のある馬を考えます。

復調してからは成績が安定してきたミッキーブリランテと、前走で穴をあけたカイザーメランジェ、そしてタイセイアベニールとカツジの2頭は成績は安定しないものの、今の札幌の馬場で走りが良くなったので、注意は必要です。

とはいえ、この4頭でも先を行く馬をかわし切れるかというと、当然疑問はあります。カツジとタイセイアベニールはどうしても位置取りが後ろになりすぎる傾向があるため、届かないレースが多くなります。カイザーメランジェは前走は良い走りでしたが、今回も同じ走りが出来るかは、成績からみても不透明でしょう。

やはり総合的にみた場合、この4頭の中ではミッキーブリランテが1番手で問題はないと思います。阪急杯や京王杯など、闘ってきた舞台も相手も申し分なく、勝ちきる可能性も見えます。ただ、戦績としてはパワータイプというよりも速い差し脚で勝負するタイプだから、今の札幌競馬場の馬場には必ずしも合ってはいないと考えます。ゆえに軸として考えるのは少し不安ですね。

結局はメイケイエール次第なの?

上記してきたポイントとしてはやはりメイケイエールが鍵を握っていることは確かです。ただ、メイケイエールがスタートを出たとしても、遅れたとしても、先行馬は影響を受けにくいから、基本的には前目の馬から選んで良いと考えています。差しタイプはミッキーブリランテと、揉まれにくい外枠を引いたカイザーメランジェ辺りで落ち着きそうです。

好調教馬をご紹介!

函館の調教馬場が不良だったため、カイザーメランジェとレイハリアは少し手控えた内容でしたが、動きそのものは悪くないです。久しぶりのダイアトニックですが、走る分には問題がなさそうですが、全体として覇気の無い内容。もともと気合いを現す馬でもないですが、少し物足りなさはあります。

調教馬場の良い札幌組はタイムも出しており、しっかり追っていた馬が多いのが全体の印象です。今週はその札幌組の中から2頭選びました。

カツジ ★★★★★

札幌芝で単走。手先の軽さが目立ち、札幌の洋芝がとても合っているように見えます。追ってからの加速もスムーズで、身体の動き、気合い乗りの良さも十分です。差しタイプですが、上手く捌ければ上位を狙えそうです。

アストラエンブレム ★★★★☆

札幌の芝で単走。最近の成績は冴えませんが、調教を見る限りでは走る気持ちそのものは失っていません。精神的な弱さから勝てないレースが続いていた時期もありましたが、ラストの鋭い伸びを見ても洋芝は合っているから、最後の穴馬に一考です。

スラのまとめ!

今回は本命サイドを狙いますが、メイケイエールはメインでは買わないので、あたればそれなりの配当をゲットできそうです。亀田君が多少心配ではありますが総合的に見て本命はレイハリア。そこが崩れても番手から競馬のできるミッキーブリランテを対抗にします。調教の良いカツジを差し、追い込みからの1番手にし、以下カイザーメランジェ、ダイアトニック、メイケイエールまでで考えています。

◎ レイハリア

◯ ミッキーブリランテ

▲ カツジ

以下 カイザーメランジェ、ダイアトニック、メイケイエール