スラ代表の重賞を斬るっ! ~vol5 根岸ステークス シルクロードステークス

東京開催が始まりました!

先週で中山開催が終わり、今週から1ヶ月は東京競馬場での開催になります。中山もだいぶ芝が荒れていたので待ちに待ったという感じでしょうか。

シルクロードステークスは中京競馬場での開催ですので、やはり馬場状態を考慮に入れた馬券の考察が必要でしょう。

フェブラリーSの前哨戦

東京競馬場で行われる根岸ステークスは、フェブラリーSの前哨戦という扱いになっていて、間隔は短いもののステップレースとしては重要なレースに位置づけられています。距離は1400メートルと、本番のレースよりは1ハロン短いため、愚直にここの勝ち馬をフェブラリーSで狙うのは少し危険です。

東京ダート1400メートルと1600メートルの違い

東京ダート1400メートルと1600メートルって、距離が違うだけじゃないの?

と、自分も競馬を始めた頃は思っていました。ですが、明確な違いがあるんですね。

東京ダート1600メートルはスタートが芝

東京コースのダート1600メートルの場合、見取り図の右上のポケットからスタートします。

東京競馬場
東京競馬場見取り図:引用JRAホームページ

ダ1600の点線の所です。見て分かる通り、スタートは芝なんですね。

それに加え、ダートコースのコーナーに入っていくので、外枠のほうが芝コースを走る距離が長いです。このことは、その馬の芝の得手不得手により有利になるか不利になるかは違ってきます。

対して1400メートルだと、2コーナーを過ぎた辺りからのスタートで、ダートコース上からのスタートになり、内外の有利不利は全くありません。東京競馬場のダートは1400メートルだと好走し、1600メートルは不得意な馬がいるのは、こうした要因もひとつに挙げることができ、この辺りは戦績から紐解いていくのが正解だと思います。

1400メートル巧者

上に上げた要因だけではなく、馬の気性の問題や脚質もあり、1400メートルに特化して戦績を残している馬もいます。このメンバーの中では、サクセスエナジーやメイショウテンスイ、テイエムサウスダンがそうです。

この3頭は揃って先行馬のため、レース自体が速いペースになる可能性があります。また、他の馬も前にいきたい馬が多いので、ペースが弛むことはなさそうです。

このことから、冬場のダートで追い込み辛い馬場ですが、ある程度後ろからの馬も考えておいた方が良さそうです。

狙い目の実績馬

1400メートルで実績を残しているなかでは、やはりアルクトスレッドルゼルでしょうか。アルクトスはグレードの高いレースの中距離で活躍しており、左回りの1400メートルでは2勝2着1回と相性は良いです。前走が1800メートルであった事、そして本命のレースはやはりフェブラリーSのはずなので、斤量59キロから考えても強くは推せないですが、馬券の対象としては外せないと思います。

対してレッドルゼルは、1200~1400メートルと、実績が限られています。前走のカペラSではラストで脚を余すところもあり、東京の1400メートルは向いています。順調に成長しており、今回も上手く脚を溜められれば、重賞初制覇も見えてきます。

芝からダートに転向したステルヴィオですが、血統的にはダート向きではないものの、陣営が使ってくることを考えると芝でのG1勝ちもあるため、一定の評価は必要だと思います。初めてのダートなので、揉まれない外枠に入ったのも良い傾向で、それなりの警戒は必要です。

穴馬として考えるなら、目下成長中のデザートストームでしょうか。東京コースでの実績はありませんが、その脚の使い方から最後の直線が長いのはプラスに働くはずで、動きやすい外枠に入ったのも好材料だと思います。

難解なシルクロードステークス

年始から難しい競馬が続く中京ですが、今週はハンデキャップ競走と、更に難解な舞台設定になりました。

中京の1200メートルは、小回りな上にラストにキツイ坂があるため、なかなか後ろからの差し込みが決まらないレースが多いです。ですが、今年は特に寒い冬で芝の状態が良くないため、内を回っての先行馬もペース次第ではあっさり沈みます。

先週あたりから、ラストは外目の芝を走って差してきている馬もいるため、今週は外差しになる可能性は高いです。

狙うのは軽ハンデのパワー形

今の芝の状態を考えると、先行馬はスピードで押しきるよりは、パワーと根性で粘るタイプ、差し馬は切れる脚よりも長くバテないタイプのほうが向いている印象。そして、最後まで集中して走りきるためにハンデは軽いほうが良いと考えます。

上の条件に合う馬で考えると、ヴェスターヴァルトリバティハイツでしょうか。

2頭とも中段辺りから、長く速い脚を使って差してこれるタイプで、実績から力のいる芝も問題なく走れます。ハンデも55キロと54キロで恵まれたと思います。

パワータイプの先行馬と言えば、この中ではラウダシオンが有利と見ます。モズスーパーフレアもパワーはありますが、今回は56.5キロとかなり重いハンデになりました。ラウダシオンのもともとの戦績からもマイルは長い印象があり、休み明けいきなりの重賞の1200メートル戦でも、軽視することは出来ないと考えます。

軸馬不在のレース

今回のシルクロードステークスのように実力が拮抗し、明確な軸馬を決めるのが困難なハンデキャップ競走は、ワイドや複勝で楽しむのも1つの手だと思います。3連単を当てられればそれは大きなプラスになるかもしれませんが、そこが上手くいかないのも競馬です。

複勝で1発大穴を狙うならルッジェーロが面白いと思います。もともと芝を使っていて、ダートに転向し前走は芝の1200メートル戦で3着と健闘しました。ダート馬で脚力そのものはあり、ハンデも手頃で、芝戻り2戦目の変わり身に期待します。

🔰好調教馬をご紹介!

ダート馬は調教自体があまり動かない馬が多いのですが、さすがに重賞クラスとなる今回は、力感あふれる走りをしている馬がたくさんいました。

栗東の坂路コースは、今週は重馬場ながら全体的に速いタイムが出ていたので、情報紙などでタイムのみを参考にするのは少し危険だと思います。

根岸ステークス

レッドルゼル ★★★★☆

終始馬なりでラストまで高いスピードを維持しており、脚の回転や力強さは申し分ないです。全体的なタイムは出していませんが目下の好調は伊達ではないデキだと思います。

ステルヴィオ ★★★★☆

美浦の坂路を簡単にかけ上がっていて、ラストはこれでもかという伸び。今回はダート初戦になりますが、このデキだけで見れば積極的に買いたくなります。

テイエムサウスダン ★★★★

重の坂路コースですが、それをものともせずに弾むような登坂。手足が柔らかい印象で、デキはかなり良いですが、馬場の速いダートの方が向いているかもしれません。

シルクロードステークス

クリノガウディー ★★★★☆

調教はいつも良くみせる馬ですが、今回はラチ沿いではなく馬場のど真ん中を豪快にかけ上がっています。同じコースの高松宮記念で実績もあり、かなり馬を作ってきている印象です。

トゥラヴェスーラ ★★★★

こちらはラチ沿いではありますが、ほぼ馬なりで最後まで力強く伸びています。スピードの持続力の高い走りで、脚の回転の良さがかなり目立ちます。