スラ代表の重賞を斬るっ! ~vol4 AJCC  東海ステークス

久しぶりのまとまった雨

日本海側では年末から大雪があり、大変な苦労をした方もおられるかと思いますが、関東ではしばらくまとまった雨もなく、乾燥した天気が続いていました。

今週は、太平洋側で天気が悪く、中山、中京ともに重馬場での開催になっています。馬場が悪くなると、今までのタフな芝がさらに走りにくくなる事が予想され、肉体的、精神的に強い馬の台頭も考えた方が良さそうです。

中京の東海ステークスは足抜きが良くなり、前残り傾向がさらに顕著になるかもしれません。ですので特にダートの馬場状態は良く見極めたいところです。また、降雪によるレースの中止も有り得ることなので、JRAの発表には注意しましょう。

4歳か古馬か ~AJCC 

AJCCを考える1つのヒントとして、クラシックで活躍してきた4歳勢と古馬の実力を計る事は重要だと思います。

4歳勢の筆頭は菊花賞でコントレイルと接戦を演じたアリストテレスでしょう。春先こそ勝身に遅いレースが続いていましたが、夏から秋にかけて徐々に力を着けて菊花賞は見事な走りでした。瞬発力勝負には向かないものの、長い脚の持続力ではコントレイルに引けをとりませんでした。今回は休み明けでの中山の2200。目標とするレースはまだ先なのかもしれませんが、コントレイルがジャパンカップで秀逸な成績を残した事からも、一定の評価は必要です。ただ、中山と似たような形態の阪神コースの走りがイマイチな所から舞台適性はそこまで高くないと見ます。

同じくクラシック戦線で活躍した3頭、サトノフラッグ、ヴェルトライゼンデ、ウインマリリンと、実力の高い馬が出走してきました。牝馬との相性が悪いレースですが、エリザベス女王杯で4着したウインマリリンの53キロは有利です。番手での競馬もできるので、雨馬場の良い所を通っての粘り混みは考えておく必要があります。

対する古馬勢

4歳に負けてられない古馬の筆頭はコース適性、実績からサンアップルトンラストドラフトでしょうか。

サンアップルトンは中山コースと長距離に適性があり、安定した成績が魅力です。ラストドラフトは鞍上の乗り難しさもありますが、去年の同レースで不利がありながらも3着と高い適性を見せました。

この2頭に共通する事として、前走のアルゼンチン共和国杯でオーソリティに負けているということです。オーソリティはクラシックこそ出れませんでしたが、現4歳馬では上の実力を持ちます。アルゼンチン共和国杯の時の馬場が外伸びであったとしても、この古馬2頭はもう少し善戦して良かったという印象があります。雨馬場になることからも、後ろからの競馬はきつく、アリストテレスの先行力に屈する可能性はあります。

穴馬の狙い所

雨の影響で馬塲が重くなることからも、極端な追い込みはかなり不利になってきます。かといって前につけたい馬も多く、そこで脚を使うとラストまで持たない可能性が高いと思います。

重馬場に強く、外めから前々の位置を狙えるステイフーリッシュが穴としては面白いと思います。並みいるG1馬と好勝負をしてきた先行力は、このメンバーに入れば一枚上の印象があり、また人気もそこまでないので、馬券の相手として狙うのには良い穴馬です。

フェブラリーSへの道

中京競馬場ではフェブラリーSへの出走権利を掛けた東海ステークスが開催されます。このレースには圧倒的な先行力をもったインティが出走してきました。

一時の勢いは無いものの、中京の1800メートルを得意としており、今回も有力な1頭であることに違いはありません。

ですが、最近の成績からも取りこぼす可能性はあるので、他の有力馬も考えておく必要があります。先行有利なコースからオーヴェルニュダノンスプレンダーは押さえる必要があるかもしれません。特にオーヴェルニュは同じコースでインティにつぐ1分48秒9の持ちタイムがあり、重馬場も問題ありません。

脚力だけで言えばタイキフェルヴールデュードヴァンハヤヤッコも上位ですが、なにぶんこの3頭はペースに左右されやすく、特にインティが先行するとスローになりやすいので、重馬場の助けもあり、前までは届かないかもしれません。そしてタイキフェルヴールはスタートの課題もあります。

狙う盲点

実力が拮抗しているレースなので、穴を狙うのも難しいとは思いますが、この歳になってダートの重賞レースに駒を進めてきたムイトオブリガードは人気次第では穴で狙うのもありだと思います。休養あけの身体ですが、調教は苦労したもののしっかりと走れており、始めてのダートというわけでもない今回こそがオッズの妙味があると思います。芝を使っているのでタイムの速いダートをこなす下地はありそうです。

🔰好調教馬をご紹介!

AJCC

ラストドラフト ★★★★★

最終追い切りはポリコースですが、スピードの持続力、キレ、気合いの入りかた、どれをとっても文句のつけようがないデキです。脚の回転も良く、ここへ来て調子は上がってきています。

ウインマリリン ★★★★☆

直線ラストで気合いが入ると素晴らしい脚の動きと回転をみせています。重馬場はそこまで良くないですが、オークスの時の調教と同じくらいに動けています。休み明けの心配をする必要はないです。

東海ステークス

デュードヴァン ★★★★☆

全体のタイムは出していませんが、力感あふれるフォームで余裕の先着。実力と脚質から狙いにくくはありますが、馬のデキはかなり良いですね。

オーヴェルニュ ★★★★

ラチ沿いではありますが、スピードの持続力が高く、ラストは真っ直ぐに力強く登坂しています。持ちタイムのある中京でのレースに照準を合わせている調教でもあり、押さえたい1頭です。

ダノンスプレンダー ★★★★

かなり気合いの入った登坂で、側にいた馬が煽られてヨレるくらいの勢い。中1週のローテーションはキツくなりますが、疲れはみえず、今回も自分の走りは出来そうです。