スラ代表の重賞を斬る! ~vol 1 2021 金杯

初馬券は金杯で!

年があけて2021年がスタートしました!

今年も赤鉛筆とお馬さんをどうぞ宜しくお願い致します。

さて、1月5日が仕事初めの人も多いと思いますが、今年の競馬の始まり、中山金杯と京都金杯は、その1月5日に行われます。

今やPATで馬券が買える時代になりました。仕事前や休憩中にちょっと勝負!なんて人もいると思います。

毎年恒例のレースですが、ハンデ戦ということもあり、荒れることもしばしば。

この難解なレースを東西それぞれ考察していきます。

中山金杯

中山開催は12月からですが、有馬記念のあった27日のレースを見ると、かなりタイムも遅く、有馬記念に至っては2分35秒ジャストの決着になっています。

このスローの流れの中で春の天皇賞を連覇し、秋の天皇賞では見事な瞬発力を見せたフィエールマンが3着に負けた事、後方で構えていたサラキアが外枠にも関わらず差してこれた事を考えると、かなり芝とトラックのコンディションが悪い事がわかります。前を行く馬はあのペースでもキツかったという事ですね。

実際秋に先行して結果を出している、3歳の2頭が同じ競馬をして惨敗していることからも、この事が如実にわかると思います。

この日から10日ほど開きますが、厳寒期に入り芝のコンディションはそこまで劇的に回復することは望めません。

狙いとしては先行タイプならパワー、スタミナタイプ、差しならある程度上がりの速いタイムを持っている馬が有力になってきます。

有力どころは?

前述の先行タイプで今回のメンバーから考えると、まず挙がるのは有馬記念を除外されたディープボンドです。ダービー5着、菊花賞4着と長い距離を走れる集中力があります。ハンデも56キロでこのメンバーなら上位を争う可能性は高いです。なにより今回はコントレイルがいないため、自分の競馬が思いきって出来るのも期待する1つの要因になります。

長い距離という事で言えば、シークレットランは長距離で成績を出しており、成長も素晴らしく、ダンカーク産駒でパワー馬場も問題ありません。ハンデも54キロと軽めなので、穴の狙い目としては良い馬です。

長めの距離では実績こそありませんが、ハーツクライ産駒で成長著しいヒシイグアスも先行タイプの中では魅力を感じます。タイムの出ない東京コースを連勝していて、中山も実績から適性はあります。ハンデも54キロで止まってくれたので、ここはその勢いで上位に来る可能性はあります。

差しタイプならカデナでしょう。重賞に挑んできたカデナはこのメンバーに入ればやはり実績、実力ともに上の存在です。問題としてはこの寒い時期での成績が奮わないことと、古馬になってからは中山コースでの連対が無いことです。

弥生賞は勝ちましたが、決して強くない相手とのレースで、最近は小倉や函館といった平坦コースでの活躍が見られます。ハンデも58キロと重く、成績も安定しないので、過度な人気と期待であれば、先行タイプに主軸を置くのも良いと思います。

人気する福島巧者と人気しない中山巧者

今回のメンバーを見ると、福島コースで実績のある馬が多数登録していて、おそらく人気になると思います。ヴァンケドミンゴやバイオスパーク、ココロノトウダイはその3頭です。

この3頭に関しては福島コースでは強い競馬を見せていますが、中山コースでは実績が足りなかったり、そもそも不出走な馬もいます。出走のないバイオスパークは似たような形状の阪神コースでの勝ちがなく、3頭とも舞台適性はあまり高いとは言えません。馬券妙味としては、潔く切り飛ばすのが高配当の決め手ですが、未知数だけにバイオスパークは入れておいた方が良いかもしれません。

近走の成績が悪く、人気にならない中山巧者が3連係の穴目を狙うなら最適です。前走はスローで展開が向かなかったウインイクシード、内枠に入った時のテリトーリアルの粘りこみにも注意が必要です。

京都金杯 (中京競馬場開催)

今年は例によって中京競馬場で開催される京都金杯。ひと月休ませたとは言え、厳寒期に入り芝もそこまで速くならないと思われます。

とはいえ芝はある程度回復して良いので、前残りを中心に長い直線での差し脚を伸ばせる馬も考慮に入れて考えていきます。

前残り中心だが…

スピードを生かして前から飛ばしていく馬も見当たらず、スローの流れになる可能性が高いです。開幕週の芝で前目につける馬が有利ですが、ポジション争いで消耗しない、番手で脚を溜められる馬を中心に考えます。

番手で控えられるシュリと、最近は自在制が高くなってきたピースワンパラディが有力と見ます。内枠を引いたときのボンセルヴィーソもなかなかの粘りを見せるので、押さえておいた方が良いかもしれません。

長い直線と坂

中京コースはラストの直線に入るとすぐに坂があり、登りきってもだらだらとした緩い坂があります。差しタイプでも根性と集中力のある馬のほうが良いです。

毎回堅実に脚を伸ばしてくるラセットや、成長株のトリプルエースは中京コースに実績もあり、ハンデも55キロと手頃で狙いやすい馬です。そして前回はG1の壁に跳ね返されましたが、ケイアイノーテックはいつも馬のデキは良く、パワーもあるのでこの舞台は向いている可能性が高いです。

対してサトノアーサーロードマイウェイは気持ちが入らないと走らないタイプなので、中京コースはあまり向いてないかもしれません。この2頭は実力はあるので押さえたい所ですが、狙う配当と軍資金との相談になってくると思います。

🔰好調教馬をご紹介

正月期間ということもあり全頭は確認できませんでしたが、全体的な印象として、中山登録馬の方は総タイム重視で追いきられている馬が多く、デキの良い馬が多いです。中京の方は終いを伸ばす調教馬が多く、速いタイムを出している馬が少ないです。

また、降雪した暮れの31日と、年明け2日、3日では栗東の馬場差が顕著ですので、予想紙を見る時も栗東の調教馬は追いきり日は確認したほうが良いでしょう。

中山金杯

ヴァンケドミンゴ ★★★★☆

栗東の2日追いきりです。この馬はゆったりとした入りから終いを伸ばす流れで、ラストは少し気合いを入れただけで良い伸びをしています。地を這うような走法から、やはり中山向きではない印象ですが、馬のデキはかなり良いです。

アールスター ★★★★

栗東の31日坂路追いきりです。不良馬場の降雪するなかで、最後まで馬なりでまっすぐに力強く伸びています。実力的なものと成績は安定しませんが、仕上がりとしては良いです。

カデナ ★★★★

こちらも栗東の31日坂路追いきりです。多少ラチを頼った走りですが、重い馬場をものともせずしっかりとした脚取りで登坂しています。間隔は開いていますが、調教にぬかりはなく、力は出せそうです。

京都金杯

ピースワンパラディ ★★★★☆

2日の美浦の坂路追いきりです。全体時計は出していませんが、ラストは気合いをつけただけで瞬時に加速する反応の良さが素晴らしいです。多少頭の高い走りも中京コースは合いそうです。

エントシャイデン ★★★★

31日の栗東CWコース追いきりです。短めの距離でしたが、不良馬場のなかで力強く走れています。ラストの走りのスピードとキレも良く、体調は良さそうです。

シュリ ★★★★

31日の栗東坂路追いきりです。不良馬場に多少苦労はしていますが、それでも最後までスピードを落とさずに、小気味の良い脚取りで登坂しています。連勝の勢いと成長が伺える良いデキです。


ハンデ戦で難解ですが、金杯の馬券を当てて、今年の良いスタートにしたいですね!