2021年の展望 そして初馬券は東西の金杯で!

2021年!今年の注目馬は!

年が明けて2021年になりました。去年はコロナ禍で競馬が開催できるのかどうかも危ぶまれる中での一年でした。今年もまだその脅威は去っていませんが、各自出来ることをやり、これからも感染予防に努めていきましょう。

さて、去年の秋のG1戦線は競馬史に残るレースが沢山ありましたが、その結果から今年を少し占ってみたいと思います。

牡馬、牝馬クラシック

まず牡馬の2歳G1を勝った、グレナディアガーズとダノンザキットの2頭ですが、朝日杯フューチュリティステークスを勝ったグレナディアガーズの方は、父がフランケルということもあり、今のところ短めの距離が合う印象です。

かつてオークスを勝ったソウルスターリング以外は、長めの距離で成績を残している馬が少ないのも、この血統が日本では短い距離に適性を出していることの証明です。また、気性的に甘い馬が多く、それもこの産駒に長い距離が向かない要因のひとつになっていると思います。

クラシックに挑戦するかはわかりませんが、距離適性のあるNHKマイルカップを目標に仕上げてきたとしたら、注目の1頭になるでしょう。

対してダノンザキッドは、ジャスタウェイ産駒です。ジャスタウェイ産駒といえば、近年での好走馬は、クラシックで活躍を見せたヴェロックスでしょう。ダノンザキッドも、新馬戦、東スポ杯と短い期間での成長が見られたため、今年のクラシックは有力になってくると思います。ただ、産駒としても本質的に時計のかかる馬場の方が良い傾向があるので、今年名を上げてくるディープインパクト産駒など、高速馬場に強い馬に対して苦戦する可能性はあります。

ここで、2歳のG1戦に使われなかった牡馬でこれから注目されそうな馬を2頭ほど紹介します。

シャフリヤール 

父ディープインパクト、母ドバイマジェスティという良血馬で皐月賞を勝ったアルアインの全弟になります。まだ新馬勝ちしかないので未知数な所はありますが、競馬センスがよく、長く速い脚が使えるのが特徴です。兄のアルアインよりかは長い距離の方が向きそうな印象で、順調に行けばダービーには間に合うと思います。

エフフォーリア

エピファネイア産駒で持続する成長力が魅力です。前走の百日草特別は、東京の馬場が悪い中で渋とく伸び、ラストはキレのある脚を見せました。何よりその勝負根性が優秀で、力強い走りも2歳G1に出走したメンバーと遜色ないと見ます。


牝馬クラシック路線は混戦が予想されます。阪神ジュベナイルを勝ったソダシはクロフネ産駒で、クラシック路線とは少しズレている血統。2着のサトノレイナスの方はディープインパクト産駒で、これから春のクラシックシーズンにかけての成長に期待が持てますが、いまひとつキレに欠ける決め手が問題です。

ゴールドシップ産駒のユーバーレーベンも、春の高速馬場に対応できるかに不安があり、春にかけて出てくる馬にクラシックを勝たれるような可能性もありそうです。

牡馬と同様に、牝馬も注目馬を2頭挙げておきます。

アールドヴィーヴル

キングカメハメハ産駒でパワータイプの馬です。新馬戦が圧巻で、不良馬場をものともせず、後方一気で差しきりました。まだ新馬勝ちしかないため、速い馬場への対応は不安な所もありますが、脚力と根性は世代屈指の物をもっていると思います。

アヴェラーレ

ドゥラメンテ産駒で、東京の1400メートル戦でデビューしました。1頭だけ33秒台の上がりタイムで差しきる、脚力の強さを見せつけましたが、なにぶんレベルの高くない新馬戦でしたので、実力の程は次走を見てからになります。

活躍が期待される古馬

古馬勢の中ではなんといっても、ポストアーモンドアイの存在のグランアレグリアでしょう。スプリンターズS、マイルチャンピオンシップと勝ちましたが、馬体重や調教から見て、馬の出来はそこまで良くない状態だったと感じます。それでも牡馬たちを圧倒した実力は圧巻でした。

今年は少し長めの距離にも挑戦していくという事なので、中距離戦線もグランアレグリアが加わり、勝負が加熱することに間違いはないでしょう。印象的に2000メートルくらいならばこなせそうなイメージはあるので、春の大阪杯、秋の天皇賞を盛り上げてくれることに期待してもよさそうです。

そしてもう1頭注目を集めそうなのはマイルチャンピオンシップで5着に敗れたサリオスです。3冠を取った2頭はもちろんですが、父ハーツクライという血統的にこれからもっと成長して、強くなると思います。こちらも距離はマイルよりも中距離が合いそうで、今年は3冠馬2頭とグランアレグリア、そしてサリオスの4頭の走りが競馬界を盛り上げていくでしょう。

金杯で今年の運を掴む!

一年の競馬の計は金杯にあり、と言われていたくらい馬券を取ると縁起の良いレースですが(真偽は不明w)今年も登録馬が多く、予想も難解です。

その中から、東西それぞれの金杯で有力と見られる馬をピックアップして紹介します。

中山金杯

ヴァンケドミンゴ

福島コースを得意としていて、勝ちの全てを福島で挙げています。中山でも好走した実績はありますが、やはりベストは福島。成長した今では中山コースでも走る可能性はありますが、中山競馬場ではやはりそこまでの信頼をおけるとは言えません。

ウインイクシード

こちらは中山コースを得意としています。前走のディセンバーステークスは、トーラスジェミニの超スローペースにはまり、結果が出ませんでした。もう少しレースが流れる展開が理想でも、最近の凡走続きではイマイチ強気にはなれません。

カデナ

今回のメンバーに入れば実力はトップといったところで、力のいる今の中山の馬場も苦にはしないです。ハンデが58キロですが、前走が同じ天皇賞での58キロですので、そこまで気にしなくても良いと思います。問題としては今まで寒い時期での好走が少ないため、思いきった勝負は控えたい所です。

シークレットラン

近走は2000メートルよりも長い距離を中心に使っている馬で、中山コースも得意としています。2歳の時に同じ条件で勝っていて、力のいる今の馬場ならチャンスは十分にあります。ハンデ54キロも魅力です。

ダーリントンホール

出走すれば、日本ダービー以来になります。血統的にパワー形で、去年は成長を促して、今までじっくり鍛えてきました。順調に成長していれば有力ですが、休み明けの厳寒期の外国馬産駒は少し手が出し辛いです。

ディープボンド

有馬記念を除外され、こちらに回りました。去年の3歳の中では上の方の実力なので、期待は持てます。中山コースで成績がないのと、ハンデ56キロは少々見込まれた感があるので、絶対的な信頼はないです。

テリトーリアル

去年のこのレースで3着に入った馬です。最近は人気が表すように、走りが安定していません。パワーのいる今の馬場は得意なので、成績を残している内枠に入ったら要注意になります。

バイオスパーク

前走福島記念を勝っていて、右回りで平坦なコースが得意な馬。中山コースは走ったことがありませんが、似たような形体の阪神コースでは勝ちきれておらず、舞台適性が問われます。ハンデも57キロと重く、人気になるようなら切るのも手。

ヒシイグアス

3歳の時のクラシックには出れませんでしたが、ハーツクライ産駒らしく、じわじわと実力をつけてきました。中山コースも問題なく、ハンデも54キロと手頃で、穴として狙うのは良い馬です。

ロザムール

ローズキングダム産駒らしく、パワーのいる馬場があっています。前走は中山で勝ちましたが、過去に2000メートルの距離で連対がなく、いきなりの重賞では少しきつい印象。ハンデは軽いですが、慎重に。

レース展望 中山金杯

中山は去年の12月からの開催ですが、厳寒期に入り芝も荒れてきています。有馬記念のタイムの出方をみても、かなりパワーとスタミナのいるコンディションになっているのは明らかです。メンバーを見る限り、積極的に飛ばす馬もいないので、レース自体はスローで流れそうですが、なかなか前も残りにくい馬場。

長めの距離を使ってきたシークレットランや成長著しいヒシイグアスはハンデが軽い分だけ今回はチャンスで、クラシックを沸かせたディープボンドも、このメンバーであれば上位の存在であり、勝ちを狙える馬です。実力上位のカデナはこの時期の走りが悪いだけに、オッズとの相談になると思います。

3連系の馬券で注意したいのは、中山巧者で近走凡走している軽ハンデの馬。上記にはあげませんでしたが、マイネルファンロンはもともと中山が得意で、今回は55キロで出てくるだけに、穴狙いの1頭になりそうです。あとは内枠に入った時のテリトーリアルの粘り混みにも警戒は必要です。


京都金杯 (中京開催)

ケイアイノーテック

かつてはG1を勝った馬ですが、早熟な成長が最近の成績の悪さを物語っています。直線が長い中京の舞台は向きそうですが、勝ちきるほどの強さはもう残ってないかもしれません。

ケイデンスコール

連対している舞台はすべて左回りと、この中京コースも問題はないですが、安定しない気性が競走成績が上がらない一因です。脚質的に後ろからになるのも、開幕週には不向きで、上位にくるには展開の助けがいります。

サトノアーサー

重賞2勝の実力馬ですが、いまひとつ安定性に欠けます。柔らかい馬場に嫌気を差した等、何かと騎手に対して注文の多い馬です。ですが、ひとたび走ってしまうとその差し脚は強烈なので、馬券の押さえには必要な厄介な馬です。

シュリ

デビューから8戦して、6連対と安定性が魅力です。前走のリゲルステークスも内容以上に強く、重賞初挑戦でも侮るべきではないです。ただ、負けた2戦は両方とも馬場が渋っていたので、雨馬場の場合は多少馬券を控えたほうがよいかもしれません。

セラピア

ヴィクトリアマイルを取り消したあとは調子がイマイチあがってきません。ダートでも勝ちがあるように、パワーの面では申し分ないので冬の馬場は向いていますが、調子が戻せているかがポイントになります。

タイセイビジョン

2歳の時に朝日杯でサリオスの2着に入った実力があります。その後は成長がイマイチ止まってしまった感じがあります。ハンデも56キロと見込まれたために、人気になるようなら馬券妙味は少ないです。

トリプルエース

出走してくれば中1週と、少しキツめのローテーションになります。去年の春の頃より成長していて、2連勝してここへ登録してきました。速いタイムも出せるようになっており、力のいる馬場もこなせる有力な1頭です。

ピースワンパラディ

夏の重賞挑戦は結果が出ませんでしたが、前走でリステッドレースを快勝。今回は得意な中京コースという事もあり、重賞初制覇が期待されます。ハンデも56キロで止まったので、ここは期待できます。

ボンセルヴィーソ

なかなか勝ちきれませんが、忘れた頃にやってくる善戦マンです。ポイントは、軽量で内枠。55キロで止まったので上手く内に入れる枠であれば粘り混みにも期待がもてます。

ミラアイトーン

中山にも登録がありますが、出走するならこちらでしょうか。前走は芝の良くない東京競馬場で良く粘っていて、中京競馬場でも差のない3着と舞台適性はあります。ハンデが56キロと、少し見込まれしたが、叩き3走目の今回は狙っているはずです。

ラセット

脚質が極端なため、レースの展開に左右されますが、直線の長い中京コースはあっています。開幕の馬場は心配ですか、厳寒期でそこまでの高速馬場にはならないので、押さえておきたい1頭です。

レッドガラン

ここ最近では1戦ごとに力を着けていて、惜しい競馬が続いています。中京コースが初めてになるので、課題はその辺り。56キロのハンデも少々重たく、左回りでも勝ちがないので、強気にはなれません。

ロードマイウェイ

一昨年の5連勝のあとは低迷していましたが、前走で復活の兆しを見せました。まともに走れば、もともと素質の高い馬なので、ハンデ57キロも気にならないと思います。ただ中京コースは2戦とも凡走なので、復活したといえど強気にはなれません。

レース展望 京都金杯

例によって今年は改装中の京都に変わって中京開催になります。開幕週ですが、この厳しい寒さですので、芝はそこまで速くないと思います。

こちらも速いペースで行く馬がいないので、前目に行ける馬も残り目があると考えます。シュリミラアイトーン、内枠に入ればボンセルヴィーソの粘り混みも考えつつ、直線の長い中京だと好位で構えるピースワンパラディトリプルエースの差しも届く可能性はあります。

ペースが落ち着く可能性が高く、ラセットやロードマイウェイの差しは少しキツいかもしれません。

少々難解なハンデ戦ですが、金杯で馬券を当てて、幸先の良いスタートを切りましょう!