スラ代表のG1を斬るっ! ~vol8 2020朝日杯フューチュリティステークス

ジュベナイルはソダシの勝負根性が光る!

先週のジュベナイルフィリーズはソダシがこれでもかという勝負根性で勝ちをもぎ取ったレースでした。とても見ごたえがあって良いレースだったと思います!

3着のユーバーレーベンは予想トークでも話しましたが、前走のアルテミスステークスでは不利もあり、そこから見事に巻き返してのものでした。札幌2歳ステークスで善戦したとはいえ、正直3着に入るまでの信頼感はなかったので、軽視してしまいました。

今週は牡馬の2歳王者決定戦です!

今週も混戦模様!

さて、今週も2歳戦ですので、実力の差がまだハッキリしない難解なレースになります。

先週の結果を踏まえると阪神競馬場は、まだまだ内枠、そして先行押しきりも出来そうな馬場状態です。今週中は、かなり寒い日が続いたので芝への影響が懸念されました。

土曜開催の阪神芝1200メートルのタンザナイトSで、ハイペースながらも1分8秒を切るタイムが出なかったことから、さすがに芝も全体的に荒れてきていると思います。それでも例年に比べたら芝のタイムは速いですね。

朝日杯のメンバーを見渡すと、まだまだ飛び抜けて強く、堅軸にできる馬がいない印象。

ですので、今回は最初から前哨戦の考察に入ります!

デイリー杯2歳ステークス

前哨戦の中でも一番レベルが高かったと思われるのは、このデイリー杯2歳ステークスです。

いくら阪神の馬場が良かったとは言え、2歳でこの1.32.4というタイムが出るのは優秀です。

レースはホウオウアマゾンが押しきりを狙うなかで、レッドベルオーブが好位を追走、ラストまで叩き合いになり、レッドベルオーブがわずかアタマ差でホウオウアマゾンを抑えました。

最後に叩き合いになった結果、2歳レコードというタイムが出たものだと思います。このレースで勝ったレッドベルオーブは、もちろん本番でも有力な1頭ですが、それよりも2着のホウオウアマゾンの方に魅力を感じます。

休み明けでプラスの12キロという余裕のある体重で出てきました。いくらかは成長した分ということもありそうですが、まだまだ完全な状態ではなかったはずです。

その状態であれだけの走りを見せたのであれば、きっちり仕上げて来る今回は、気性的に問題を残すレッドベルオーブを逆転する可能性が十分にあります。

先週のソダシやメイケイエールをみても、やはり2歳のこの時期に短期間での気性の成長を求めることは出来ません。レッドベルオーブは、いかに道中力まず走れるかがカギになります。ハイペースで前から引っ張るような馬も見当たらないため、今回も折り合いには苦労するかもしれません。その点でみても今回はホウオウアマゾンの方に分があると見ています。

サウジアラビアRC

このレースを勝ったのはステラヴェローチェです。

かなりの不良馬場になり、タイムもかかったレースになりました。こういう極端な馬場になると、最後は根性勝負になる所があり、集中力を切らさずに走った馬が勝つことがほとんどです。ここで2着したインフィナイトが先週のレースで惨敗していることもあり、当日との馬場差にも不安はあります。

ですが、このステラヴェローチェの出した上がりタイムや、全体のタイムに関しては他の馬よりも飛び抜けて良い数字であり、このレースの結果のみで今回軽視するのは危険です。

確かにバゴ産駒は重馬場が得意な傾向がありますが、クロノジェネシスなど、速い馬場でも結果を残している馬がおり、特に強い馬ほどその傾向は顕著です。2歳のこの時期の実力の差がはっきりしないレースでは押さえておく必要はあります。

京王杯2歳ステークス

ここを勝ったのが、1200メートルを中心に使ってきたモントライゼ

前走はパワーのいる東京競馬場で得意のスピードを生かして押しきりました。1200メートルを使ってきた割には1400メートルでのパフォーマンスが良く、むしろ短距離よりもマイル寄りの実力を持っている印象です。

ダイワメジャー産駒ということもあり、阪神1600メートルという舞台は向いていますが、京王杯の出走メンバーは他のトライアルと比べても低調でしたので、ルメールが乗るといってもそこまでの信頼はおけないと思います。

その他のレース

最後に、トライアルレース以外から参戦してきたメンバーから注目馬を何頭か挙げてみたいと思います。

前走中山のアスター賞を勝ったドゥラモンド

ドゥラメンテ産駒でなかなか良い勝負根性を持っています。ただ、兄姉馬で活躍馬があまりいないことや、得意なレースがダートよりなこと、そしてこの馬自信の勝ち鞍が2走ともに稍重なことを考えれば、今の高速馬場の阪神では手が出し辛いです。

中山のレースからの参戦も、過去にあまり良い結果が出ていないので、武ジョッキーの手腕でどこまで上位にもってこれるかだと思います。

未勝利を快勝グレナディアガーズ

前々走でレッドベルオーブに完敗したため、人気はあまりないでしょう。ですが、前走の阪神1400メートルでのパフォーマンスは見事でした。

相手関係に恵まれた感もありますが、調教での未完成な走りを見ると、左回りよりも右回りのほうが良い可能性は捨てきれません。好枠に入ったこともあり、穴として考えるのは良い馬だと思います。

🔰好調教馬をご紹介!

2歳馬の調教を見極めるのは難しいですね。先週の調教一番だったインフィナイトも馬場差が影響したのかもしれませんが、良いところがありませんでしたし、まだまだ走りが荒い馬が多いです。

そんな中でも良く見えた3頭を紹介していきます。

ロードマックス ★★★★★

ラスト並走馬が突き放すと、馬なりで応戦。外から余裕をもって並びかけた差し脚は見事。外枠になってしまいましたが上手く立ち回れば上位も狙えるデキにありそうです。

アスコルターレ ★★★★☆

水曜日追い切りで走りやすい坂路コースでしたが、非常にキレイに真っ直ぐに走れています。1400メートルの実績しかありませんが、身体のバランスが良く、1ハロンの延長は問題なさそうです。

レッドベルオーブ ★★★★

少し力みは見られましたが、終始折り合いを気にした調整で、最後は並走馬に合わせるようにフィニッシュ。力感溢れるフォームからも調子の良さは伺えます。

今週も人馬ともに無事に良いレースを!