スラ代表のG1を斬るっ! ~vol7 2020チャンピオンズカップ

アーモンドアイお疲れ様!

最後の最後まで物凄いレースを見せてくれたアーモンドアイ。

この馬にはかなり儲けさせてもらいました。ですが、最後の最後は疑ってしまい馬券は取れませんでした。

25年前から競馬を始めて、こんなに色々と勉強をさせてもらい、そして感動を届けてもらった馬は他にいませんでした。

アーモンドアイは日本の競馬ファンに、未来永劫語り継がれていくことでしょう。

ダート王はクリソベリルか?

さて、今週は中央競馬のダート王決定戦、チャンピオンズカップが中京競馬場で行われます。

中京競馬場で行われるG1は初春に開催される高松宮記念とこのレースだけで、特にダートのG1は他に2月に東京競馬場で開催されるフェブラリーS(ダート1600メートル)だけです。

ですので、まずは中京のダート1800メートルというコースについて簡単に書いておきます。

小回りのさらに小回り

中京競馬場のコースは中央競馬の4大コース(中山、東京、京都、阪神)に比べてせまくなっており、さらにダートコースは芝コースの内側にあるので、コーナーもきつくなっています。

そして、最後の直線に入る前に軽い下り勾配があり、直線に入るとすぐにキツイ登り坂があります。

ほとんどが坂

このキツイ登り坂をあがりきったあとも緩い登り勾配がゴールの前まで続きます。なので、最後の直線はほとんどが坂ということになります。

それゆえに、この中京競馬場のコース(特にダートコース)では、後ろから追いかける馬は前目につけている馬のそれ以上のパワーで追いかけなければいけない分、先行する馬が有利とされています。

坂の途中からスタート

中京コースではダート1900メートルというレースがありますが、この場合は直線に入ってすぐのところがスタート地点になっており、丁度坂のしたからのスタートになります。

ですが1800メートルだとスタート地点が坂の途中になり、ゲートから発馬するときに、後ろ脚の力がより必要になってきます。

クリソベリルの強さの考察

では次に中央のレースのみならず、地方のダート交流戦でも活躍するクリソベリルの強さについて考察します。

クリソベリルは兄や姉に芝でも活躍した、マリアライトやリアファルを持ちます。クリソベリル自身は同じ母にゴールドアリュールを配合されて誕生しました。

ゴールドアリュールはダートで活躍する馬を数多く排出していますが、自身の父親は、かの有名なサンデーサイレンスであり、芝で活躍した馬を多く排出しています。ゴールドアリュールも未勝利戦は芝で勝ち上がっており、全く適性がないとは言えません。

マリアライトやリアファルはどちらかというとパワー形であり、リアファルはもともとダートを走っていて、マリアライトは稍重の宝塚記念で、あのドゥラメンテを破っています。

クリソベリルは母方からの類いまれなるパワーと、祖父から受け継いだスピード能力でダートでも素晴らしい成績を残しているものだと考えます。

前哨戦の考察

次にチャンピオンズカップの前哨戦について考察します。

おもなステップレースとして、東京競馬場で行われる武蔵野Sと京都競馬場で行われる(今年は改修工事につき阪神)みやこSがあります。

また、今年は大井競馬場で行われたJG1のJBCクラシックからもこのレースに参戦してきます、クリソベリルはこのJBCクラシックからの参戦ですね。

武蔵野S

ここで勝ったのはサンライズノヴァでした。メイショウワザシが作った速いペースを後ろが追いかける形になり、展開としてはこの馬に向きました。

このサンライズノヴァという馬はその脚質からイマイチ勝ちきれない競馬が多く、今回の武蔵野Sのように展開によるところが大きい馬です。

今年のチャンピオンズカップでは、エアアルマスやインティ、アルクトスと前に行きたい馬が揃い、それなりの速いペースになる可能性が高いです。前が速くなっても、先行有利な中京競馬場ではあまり後ろすぎても届きません。

折り合いの難しい馬ですが、中段後方で待機ができればクリソベリルを脅かす脚を使える1頭になるはずです。

みやこS

今年は阪神競馬場で行われたみやこS。ここを勝ったのは芝からダートに転向したクリンチャーです。

ダートに転向してからは安定した成績を残してきていて、みやこSでついにダート初勝利を挙げました。レースとしては平均ペースで流れており、この馬も展開が向いた勝利と言えるでしょう。

競走成績が右回りの競馬場に偏っていて、唯一左回りの日本ダービーでは、かなり大味な競馬であったため、小回りで尚且つ左回りの中京競馬場をこなせるのかは疑問が残ります。

JBCクラシック

6月に行われた帝王賞と全く同じ条件(馬場状態は稍重)で、しかも1着から3着までの着順まで同じになりました。

ここで勝ったのは始めに挙げたクリソベリルです。2着のオメガパヒュームも大井競馬場のダートコースを得意にしており、そのオメガパヒュームに2度とも完勝したクリソベリルはやはり国内最強は揺るがないと思います。

ここで3着したチュウワウィザードもかなりの実力をもっています。

去年の浦和競馬場で行われたJBCクラシックでは、オメガパヒュームを破っており、左回りのほうが良い可能性もあります。同じく去年のチャンピオンズカップでは、前が壁になりながら最後まで脚を伸ばし、4着に入っています。

最後の直線がスムーズであったら際どい勝負になっていたはずですので、上位と差のない実力があると見て良いでしょう。

このJBCクラシックの上位3頭は現状日本のダート馬の上から3頭だと思いますので、オメガパヒュームがいない今回は、クリソベリルーチュウワウィザードのラインは押さえる必要があります。

その他のレース

そのほかのレースから参戦してくる馬では、カフェファラオが注目を集めるでしょう。荒削りなレースで調教もそこまで動かない馬ですが、レースになると強い競馬を見せます。

出遅れから勝ちきったヒヤシンスSが特に圧巻でした。ややスロー気味のレースで後方から脚力だけで差しきりました。今回は鞍上がルメールになることから、かなりの人気になるとは思います。

ですが、前走のシリウスSの勝ち方や、大井のジャパンダートダービーの惨敗からみるに、もう少し精神的な成長が欲しいところです。今年の3歳のダート組のレベルも低いので、肉体的な強さもまだまだ一流の古馬には及ばないと思います。

ジャパンカップに負けないレースを

すでにジャパンカップロスなどという言葉も聞こえてきますが、今週のチャンピオンズカップもクリソベリルを中心に良いメンバーが集まっています。

他の馬も好仕上がりですので、今週も素晴らしいレースを期待したいですね!

🔰好調教馬をご紹介

ダートの馬は調教であまり動かない馬が多く、判断が難しいところもありますが、その中でもよく見えた3頭を紹介していきます!

アナザートゥルース ★★★★★

まるでウッドコースを走っていないような軽やかな走り。特段走りやすい馬場でもなかったため、体調の良さが伺えます。鞍上がミルコに変わりますが、上手く走らせることが出来れば楽しみです。

ゴールドドリーム ★★★★

この馬はいつも調教は走りますが、今回も変わらずに良く走っています。パワーの衰えは感じませんが、全盛期は過ぎた印象。さしあたって現状の強さは発揮出来そうです。

クリンチャー ★★★★

全身に力がみなぎっていて、とてもパワフルに登坂。レースに行っての力みが出る可能性はありますが、まさに今がピークといった状態。相手は強いですが、出来は申し分ないです。