スラ代表のG1を斬るっ! ~VOL6 2020ジャパンカップ

グランアレグリアが圧巻の走り

マイルチャンピオンシップは見事にグランアレグリアが勝利しました。ラストの直線は前が塞がる中で、進路を探しながらの競馬。

見た目以上に余裕の勝利だったと思います。

期待したサリオスは内前有利の馬場で後ろ大外では部が悪かった印象。

決して力負けではなく、強さを見せたレースだったと思います。

ドリームメンバーのジャパンカップ!

日本の競馬ファンが唸るようなメンバーが揃ったジャパンカップになりました。こうなってくると、自分の好きな馬から買った方が潔いですが、個々の戦力分析は大事です。ですのでまずは上位人気3頭の考察からしてみます。

3歳無敗VS国際女王

3頭の強さについては過去の記事で述べていますので、それぞれのG1レースから3頭の比較をしてみたいと思います。

アーモンドアイの勝った天皇賞

まずは天皇賞からです。前々でレースを運んだアーモンドアイは、速いラップを刻んでそのまま押しきった形になりました。

ですが、今までのような圧倒的な強さという印象ではなく、最後も2、3着馬にかなり詰め寄られていました。これは、実力が衰えたということではなく、東京の馬場が先行一辺倒では勝てないような作りになっていたのも影響しているはずです。

ですので、この馬がそこまでの力落ちをしていないのは間違いないです。

ですが、今度の舞台は2400メートルです。休み明けのパフォーマンスが一番高いこの馬にとって、スローペースになりやすいこの舞台は、2000メートルよりもパフォーマンスが落ちる可能性があります。

瞬発力勝負になると、前走の詰め寄られ方から見ると一抹の不安はあります。そして、かなりの負荷が掛かったレースになりましたので、その辺りも不安ではあります。

菊花賞を辛勝 コントレイル

菊花賞は下馬評ではコントレイルが楽勝するのではないかという見方が、大方の競馬ファンの総意だったと思います。

ですが蓋を開けてみれば、ラストは凄絶な叩き合いになりました。3000メートルという未知な距離なだけに適性が出た印象はあります。

以前の記事で述べた勝負根性で最後振り切っていますので、かなり厳しいレースになったことは間違いないです。

舞台は得意な東京コースに戻るので条件は好転しますが、この菊花賞での疲労が残っていないかは見極める必要があります。

秋華賞を楽勝 デアリングタクト

そして、デアリングタクトの勝った秋華賞です。間違いなくレースレベルは一番低く、一番疲労のないレースをしているのがこの馬です。

重賞レースを行う度に着順が変わるように、今年の3歳牝馬はあまりレベルが高くなく、3頭の中では評価を落とさざるを得ません。

ですが、斤量が53キロでなおかつ余力十分な状態で出てくるのは魅力です。

3頭ともに不安はある

上に述べたように、3頭それぞれに違った不安があり、条件としてはほぼ変わらない印象です。ですので、この3頭を負かす馬も出てくる可能性を見ておきます。

重賞戦線で活躍している馬が多数出走していますが、サートゥルナーリアが回避してしまったため、上位3頭と勝負になりそうな馬は、2頭だけと考えます。

無冠の牝馬 カレンブーケドール

3歳の時から好レースを繰り返してきたカレンブーケドール。最近も2着が続いています。スタミナと先行力を生かした走りで前走のオールカマーもほとんど勝利したようなものでした。重馬場で好走するイメージがありますが、オークスは高速馬場での惜しい2着。決して不得意ではありません。そして休み明けを叩き、順調に良化してきていれば、今回はかなりのチャンスと言えます。

それなりのペースで逃げるトーラスジェミニがいるので、上手く目標にして、前々から長い脚で粘りこめば、勝つのはこの馬かもしれません。

香港ヴァーズの覇者

春の天皇賞ではフィエールマンと接戦を演じ、香港国際競争の香港ヴァーズを優勝したグローリーヴェイズ。

成績が平坦コースと右回りに片寄っていること、そして意外にも東京競馬場が今回で初めてという所から、そこまでの人気にはならないはずです。

坂のあるコースに関しては、条件戦ですが中山と中京を走っている経験があるので、そこまで心配しなくても良いと思います。

特に中京で行われたこうやまき賞、このレースを見返してみると、ゴール板を過ぎたあとも良い伸びをしています。

中京コースは最後の坂を登りきってからが短いので、最後に前を捕らえられませんでしたが、東京コースになれば中京コースよりも坂を登りきってからが長くなります。ですので、東京の坂さえ克服してしまえば、最後に差してくるのはこの馬で間違いないです。

東京競馬場が初めてということに関しては、海外から遠征してくる外国馬が過去に良い結果を残していることからも、あまり気にしなくても良いと思います。

ですが、ここまでの競争成績を残しながら、東京競馬場を使ってこなかったのには、陣営の何らかの意図を感じざるを得ません。ですので、単勝にガッツリと掛けるような大きな信頼は置けないでしょう。

素晴らしいレースを

馬券という観点から考えれば、今回のジャパンカップはあまり妙味のないレースになるのかもしれません。

しかし、このような勝負は生きている間にもう2度と見られないかもしれません。

ぜひとも晴れて、良馬場でのレースが見たいと心から思います。

好調教馬をご紹介!

今週も調教で良く見えた馬を紹介します。タイムはおおよそ調整していくなかで決まるものですので、基本的に動きや迫力を重視しています。

パフォーマプロミス 特★★★★★

8歳と、歳を重ねた動きには見えないほどパワフルでスピードも乗った走りで登坂。自己ベストタイムも出ており、体調はかなりよさそうです。実力的には他馬に劣りますが、もともと良馬場のほうが走る馬なので、よもやの1発があるかもしれません。

グローリーヴェイズ ★★★★☆

連戦の中で、なかなか調整が難しい馬が多いですが、しっかりと一杯に追われており、力強い加速で並走馬を抜き去っています。長距離や国際レースでの実績からも勝っておかしくないので、押さえる必要はありそうです。

デアリングタクト ★★★★

3強の中では一番順調に調整が出来ている印象で、最終追い切りの坂路も馬場の4分ところをきれいにかけ上がっています。とにかく走りがキレイで、疲れを全く感じさせないのはかなり高評価です。